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GMの西武101系キットからの製作です。このキットは新旧101系どちらでも組めるようになっているため、形態がごちゃまぜになっています。側板は旧101系なのに屋上配管は新101系、妻面は旧101系なのに前面パーツの旧101系はライト位置が変だったり・・・と色々悩ましいキットです。今回はワンマン編成の特徴である前面種別幕の撤去(埋め)とシングルアームパンタ化及びパンタ周りの作りこみを行っただけで、妻板や側灯の正規化は見送りました。 |
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加工が集結(と言うほどでもありませんが)しているのが前面です。外観上の特徴となる種別幕のパテ埋め・スカート取り付けの他、ワイパー・ライト別パーツ化、切り出しによる前面ガラスはめこみ化等、一応のディティールアップを狙っています。一番力を入れたのはガラスのはめこみ化!窓セルか透明プラ板からピッタリに切り出さなければならずなかなか大変ですが、かなり効果があるのでオススメ。いつもの癖で断面を黒く塗りつぶしたところ、Hゴム押さえのような妙な出来になってしまいました・・・作り直すのも面倒なのでそのままです。
手摺りはモールドのままですが、銀を塗って印象を強めています。
西武車の特徴である『ステンレスヒゲ』はたまたま家にあった銀色のテープを貼り付けました。実物以上に光ってる気がしますが・・・
スカートはプラ板からの製作です。 |
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ワンマン編成はパンタグラフがシングルアームに変更されていますので、TOMIXのPT-7113Bを使用。配管モールドはパンタ周りのみを一旦削り落とし、実車を参考にして真鍮線を貼り付けて再現しました。ランボードもかなり貧弱だったので立体的になるよう作り直しました。『足』の部分の再現に悩みましたが、付属している旧101系用のランボードパーツなら屋根カーブに沿っているのでは!と思い、これを切り出して『足』に見立ててみたところ、ちゃんと板面が水平になる納得の仕上がりとなりました。KATO製品と並べても引けをとらない!というのは贔屓目でしょうか(笑
クーラーについては、モールドや塗り分けの関係からキット付属のものは使わず、GMの集中クーラーとランボードを使用しています。また、ヒューズボックス等は西武2000系キットからの転用です。 |
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マスキング中の様子(笑
前面は窓周りがココア色ですが、額縁凹みの断面はイエローなのでマスキングにも手間をかけます。色々考えた挙げ句、イエローを残す額縁断面部分をぐるっとマスキングしてからそれ以外のイエロー部分を全てゾルで覆うことにしました。結果は上々!断面のイエローを再現するのとしないのとでは印象がかなり変わりますので、ここは落せないポイントです。
塗装はイエロー→ベージュ→ドアの銀の順に塗っていきますが、銀を塗る前にベージュとイエローの段差を削っておく必要があります。 |